「オートファジーには興味があるけれど、16時間も食べないのはちょっときつそう…」
そんなふうに感じていた私が、まず試してみたのが“14時間のゆる断食”。
実はこの「空腹時間をちょっとだけ意識する」方法でも、思った以上に心と体に変化があったんです。
今回は、50代の私がゆるく始めたオートファジー的な暮らしと、その気づきを記録として残しておこうと思います。
同じように「ちょっとやってみようかな」と思っている方のヒントになればうれしいです。
なぜ“ゆる断食”を始めようと思ったのか?
40代後半から感じていた体の変化
2度の出産を経て、子育てが落ち着いたころ、衣装ケースの奥に押し込められていたジーンズに足を通すとファスナーが閉まらないという現実。体重は大きく変わらないのに、体形は。。。下腹のぜい肉もなかったのにと、ため息。
年齢とともに代謝が落ちたのか、以前よりも体が重く感じるようになっていました。なんとなく疲れやすく、夕方になるとだるさが出ることも。
「16時間断食」がちょっと遠く感じた理由
書籍や動画で紹介されていた「16時間断食」は、健康にも美容にもいいらしい。でも、朝食を抜くのとなると、勇気がいります…。最初からハードルを高くしすぎると続かないと思い、14時間断食から試してみることにしました。
“14時間ルール”という選択
巷で話題の”16時間断食ダイエット”ですが、私の生活スタイルからは、14時間断食が限度と割り切って始めました。仕事の都合で昼食が早まったり、夕食が遅くなったりするけれど、気にしない。続けることが正義と割り切って、ゆるゆる続けています。もともと午前中は忙しく動き回ることが多く、空腹感はそれほど感じませんでした。
14時間断食って、どんな感じ?
1日のスケジュールに組み込んだ「空腹時間」
例えば夜の7時に夕食を終えたら、次の日の朝9時までは何も食べないようにする。ただそれだけのことです。私の場合は、夕食時間が遅いので、朝食を抜くことにしました。
あかりの一日(ゆるオートファジーver.)
5:30 起床・水分補給
5:40 朝活(読書・ストレッチ・瞑想・最近はブログ執筆)
6:30 炊事・洗濯・掃除・身支度
8:00 出勤
13:00 昼食
18:30 帰宅
19:30 夕食
23:30 就寝
朝食を遅らせるだけで意外と続けやすい
14時間断食を取り入れるまでは、朝ごはんをしっかり食べる食生活。だけど、午前中の胸やけとげっぷの毎日。今から思えば、余裕のない朝の短時間に掻き込む食事がもたれていたんだなあと思います。皆さんも、朝食はしっかり食べているのに午前中の不調が続く・・・という経験はありませんか?
起きてすぐに食べるのではなく、家事や身支度をしてから軽めの朝食をとるようにしたら、思ったよりも自然に14時間空けられる場合もあります。
コーヒーや白湯が支えに
朝の時間に口さみしくなったときは、白湯やブラックコーヒーでほっとひと息。食べない時間が「苦行」ではなく、むしろ落ち着く時間になっていきました。
ゆる断食がわたしの朝を変えた
朝食をやめて、読書やストレッチ、瞑想などの朝活時間を確保。
余裕をもって、朝の時間を過ごすことの尊さを実感しています。
感じた変化と、うれしい“副産物”
お腹が空く感覚が心地よくなった
空腹って、マイナスのものじゃなかったんだなと思うようになりました。ほどよくお腹が空いた状態で食事をとると、食べ物のおいしさを改めて感じられます。
食事の内容を自然に見直すように
「せっかくお腹が空いたんだから、ちゃんとしたものを食べたい」という気持ちから、揚げ物やスナック菓子を自然と控えるように。無理せず食生活が整ってきました。
体重よりも「軽さ」と「気分」が変わった
劇的に体重が減ったわけではありませんが、体が軽くなった実感があります。そしてなにより、「自分を大切にしている」という感覚が、気持ちの面でとてもプラスになりました。
空腹感は集中力を高める!
朝食を抜いて胃を休めることで、午前中の仕事へのパフォーマンス向上を実感しました。
職場健診での驚きの結果
ゆるオートファジーを続けて1年を経過したころ、健診の胃カメラで「ピロリ菌がいたとは思えないくらい綺麗」と褒められました。数年前にピロリ菌除菌していたのですが、ずっと慢性胃炎の状況だったのに、驚きの結果。
50代の暮らしに“ゆる断食”を取り入れるヒント
無理なく始めるために意識したこと
- 最初は「12時間断食」くらいから始めてもOK
完璧を目指さず、「できる日だけ」でも続けることが大切です。 - 「家族との時間」も大切に
完璧主義になりがちな私は、朝活の時間や順番にこだわり、最初の予定ができなかったら”すべて中止!”としてしまいがち。でもでも、家族にもそれぞれ予定があって、スペースもシェアしながらの生活。そこを割り切って譲り合えるのって難しい。これは難題です。 - 「休む日」があってもいい
旅行中や外食がある日は、空腹時間を気にせず楽しむようにしています。柔軟に、自分のペースで続けるのがいちばん。 - 続けるコツは“完璧を目指さない”こと
体調や予定に合わせて調整しながら続けることで、ストレスなく習慣化できました。
まとめ|ゆるくても、少しずつ変われる
若いころのように「食べない」「我慢する」は、今の私には合わない。
でも、「ちょっとだけ空腹の時間を意識する」だけで、自分の体と丁寧に向き合えるようになった気がします。
無理せず、心地よく。
そんな“ゆるオートファジー”生活、これからも楽しみながら続けていけたらいいなと思います。
50代でも、”人生今日が一番若い日”です。
割り切れないことはたくさんあるけれど、自分に何が必要か、価値観が合う仲間とつながり、着実に前に進んでいる実感。誰かの心に灯りをともし、道しるべとなれるよう言葉を紡いでいきたいです。
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