【4コマ漫画 第5話】動けるようになった父の脱走未遂事件〜離床センサーとMSWの関わり〜

4コマ漫画:夜の病室で父が離床センサーを踏み、ナースステーションのモニターが反応、看護師がさりげなく様子を見にくる場面 医療・福祉の制度、支援
あかりノート 4コマ漫画 第5話

「ナースコール? そんなんいらん」
「よっしゃ、いけるじゃろ」

回復期リハ病棟で動けるようになってきたお父さんが、ある夜こっそりベッドから抜け出そうとしました――。

医療介護4コマ漫画シリーズ第5話。
今回は、回復期リハ病棟で家族が一番ヒヤヒヤする「動けるようになったご本人と、見守るスタッフ」のリアルなやりとりを描きました。

4コマ漫画:夜の病室で父が離床センサーを踏み、ナースステーションのモニターが反応、看護師がさりげなく様子を見にくる場面

「またその手か…」――気付いている父の表情、いかがでしたか🌸

離床センサーって、こんな仕組み

ベッドサイドの床に敷かれている薄いマット――これが離床センサーです。

4コマでは絵にしましたが、実は病室では音もランプも鳴りません。マットを踏むと、ナースステーションでアラームが鳴り、モニターに「離床センサー反応あり」と表示され、スタッフがそっと様子を見に来るしくみです。

  • ご本人を驚かせない
  • ベッドから降りようとする動きをスタッフが早めにキャッチできる
  • 転倒予防の第一歩として病棟ではよく使われます

「監視されているみたい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、転んでケガをしないための見守りの仕組みだと、まずは家族が理解しておくと安心です🌿

「動きたい気持ち」を否定しない関わり

回復期に入って動けるようになってくると、ご本人は「もう自分で歩ける」という自信を持ち始めます。
これは回復のサインそのもので、嬉しい変化です。

でも実は、「動けるようになった頃」がいちばん転倒リスクが高い時期でもあります。

  • 本人は「歩ける」と思っている
  • でもまだバランスや筋力が完全には戻っていない
  • 夜間でひとり、暗くて足元が見えにくい
  • 慣れない病室で、いつもの家とは違う

そんなときに「ダメですよ」「危ないですよ」とくり返し説得しても、ご本人のプライドはますます傷つくだけ。
大切なのは、「歩きたいお気持ち」をまず認めること、そして「いっしょに作戦を考える」関わりです。

家族にできること、ひとつだけ

面会のときに、ぜひこんな一言を添えてみてください。

「ナースコール、ボタンひとつ押すだけで来てくれるよ。
遠慮せず、押してね」

「呼ぶのは申し訳ない」「自分でできる」という気持ちが、ナースコールを押さない理由になることが多いです。
家族から「呼んでいいんだよ」と伝えられると、ご本人もちょっと安心することがあります🌸


回復期リハ病棟そのものについて、もっと詳しくはこちら。
回復期リハビリテーション病棟ってどんなところ?〜急性期との違い・入院期間・1日の過ごし方〜

シリーズの過去エピソードもぜひ。

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